2014年3月26日水曜日

通信費はますます安くなる! ドコモがパケット接続料の卸売価格を半額へ!


昨今、ググっと認知と利用者数を増加させているMVNO業者による『格安SIMカード』

ただし、そのほとんどの商品は、ドコモの回線を利用したもの。

MVNO業者に有名なインターネット・プロバイダーの名がずらずらと並ぶのは、3G及びLTE回線からインターネットへの接続は各MVNOが所有する設備を使用しているため。

さて、先日(2014年3月24日)、ドコモは、パケット接続料のMVNO業者に対する卸売価格の値下げを総務大臣へと届け出ました。

ざっくり昨年度の約半額!

正確には、レイヤー2接続が56.6%の値下げ。レイヤー3接続が51.4%の値下げ。

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ちなみにレイヤー2接続というのは、MVNO業者が自前でパケット交換機を用意するもの。なので、レイヤー3に比べてチトお安くなっている。

数年前からMVNO業者のひとつ、『日本通信(b-mobile)』が、ドコモをツンツンやっていた。ようするに「卸売り価格の算定基準を明確化しろ」とか、「特定の業者に有利な卸売り価格を提供しているのではないか?」とか。

たとえばMVNOのうちのひとつ『NTT コミュニケーションズ』あたりのことをツンツンしているのだと勝手に想像してます・w

あと、ドコモのARPUが痛むと、官僚の天下り先としての魅力が落ちるのにヘンだな......。とか思っていたのですが、MVNO業者がそこそこの群雄割拠する時代になると、天下り先が増えるから良いのかも..... とかも思ったり・w

で、MVNO業界が震撼したのが、2013年半ばにNTT Com.から発売された『OCN モバイル ONE』だったそうです。月1GBまでの高速通信が可能で980円から! みたいな商品ですね。



この商品を具体例として考えれば.......

価格を下げるというよりは、これまで月1GBまでの容量が、2倍の2GBになる、と考えるのが良いのではないでしょうか? 980円で、月2GBまで、みたいな商品。

もちろんスピード制限後の“最低通信スピード”を引き上げる等、MVNO各社の商品開発も多様性を増すのは間違いありません。

また、話題の『格安SIMカード』ではあるものの、マーケット全体では実はまだユーザー数は5%程度のものであり、伸びしろは絶大と考えて良いのではないでしょうか。

ここでドコモが発表した“パケット接続料”の値下げの推移を眺めてみましょう。



もうガンガンに下がり続けています。これは3GからLTEへといった具合に通信の効率が様々な要素で向上しているにもかかわらず、基地局増設なのどの設備投資が低価格で済んでいることを意味しています。

Amazonとかで、ちよっと昔の『SIMカード』パッケージなんぞが、ビックリするような高額で売られているのを見掛けたりしますが、まっ、この値下げのスピードを眺めれば納得ですね。

ここでふと思います。

ぢゃあさ、ドコモだけじゃなく、auだって、ソフトバンクだって同様の技術革新を行っているわけだし、格安SIMカードの回線と同じ回線をドコモユーザーは使用しているわけでしょ? だったら........なんでフツーのスマホの料金は変わらないのさ?

「キャリアでフツーに購入するスマホとかタブレットの通信費は安くならないの?」 と・w

実際、さらに安くなる格安SIMカードは、スマホ・マーケット全体へ大きな影響を及ぼすのは必至ですし、同時に、「キャリアの通信費はなんでずっと変わらないの?」という世論も拡大してゆくことでしょう。

まっ、大儲けっすね。孫さんが兆単位の借金をさっさと返せちゃったのも大納得、と。

あと、もうひとつ。

既に、イー・モバイル版『Nexus 5』(EM01L / LGD821)のプランが新しい通信費の基準にもなっています。



月5GBまでで、約2,500円というプランですね。絶対にコレ大きいし、表の数字にはまだ出ていないようですが、イー・モバイル版『Nexus 5』は、爆裂に売れているそうであります。そりゃそうだろ、とワタクシ思います。

『Nexus 5』の場合、イー・モバイルはソフトバンクの軒先を借りたMVNO扱い。その立場はドコモの軒先を借りている日本通信とか、NTT Com.とか、IIJとか、BIGLOBEなんかと同じなのです。

先にも述べたよう、新しい料金プランは、「月2GB で980円」が基準となるでしょうから、これを月5GBまでに置き換えると.......約2,500円。イー・モバイル版『Nexus 5』とびっくりするほど似た料金設定になっちゃうんですね。

とっても不思議・w

また春のキャッシュバック祭りで、MNP行使して他キャリアに移ると、月々の通信費が約3,000円で済んじゃうようになるってな価格設定も、近い線なのではないでしょうか?

当分、この“価格の二重構造”というか、“価格の二枚舌”な世界は、続くでしょう。

でも、気づいた人は、無駄な通信費は払わないこと。これが何より大切・w

また以上のようなことを考え合わせると、2014年夏からと予想される、特に『auのVoLTE』に関しては、驚異的な低価格でデビューするかもしれないぞ、と。たとえば、話し放題なのに、特別な追加料金はナシ、とか。楽しみ♡

とりあえず、いぢょ!

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