2018年4月14日土曜日

少子高齢化はボディブローっ! 消費税と激似っ! 注意。おまけで小田急と京王のカルチャーの違い。その理由は?


■ 新年度なのでプチ田舎の変化率が分かりやすいっ

ということで、ライフスタイル、ねた。

日本の人口が7年連続減少~、というニュースが流れたばかり。

世田谷西部のプチ田舎でも、変化は着実に感じられます。

特に、4月が更新みたいなので飲食店系とかウォッチしていると、勝ち組と負け組が鮮明ですねぇ。

たとえば小田急が高架になった時からあった、喜多見の居酒屋系チェーン『魚民』は、撤退。喜多見駅が最寄り駅の電研の職員が減っているのも大きい。あと隣の狛江に準急が停まるようになって、人の流れがさらに狛江駅へ。


20年前に50歳だった人は、70歳で年金生活だし、歳取ったしで、居酒屋行く人も絶対的に減っているはず。←少子高齢化


狛江にも魚民あるから、喜多見は閉じるかな~、的な。狛江駅と喜多見駅の距離はママチャリで5分くらいと、超近いし。


ちなみに狛江のチェーン系居酒屋『鮮乃庄』は、更新したみたいで、改装中。勝ち組か。分煙の概念がゼロみたいな時代の内装だったわけですが、狛江は航空計器が多摩センターのほうに移転しちゃったのでその手の客は減った。けど、巨大マンションが建って、都内でも有数の人口増加率。新しい時代にあわせ、どう内装変えるのか楽しみ。完全分煙と個室がキーだと思いますけど。


喜多見のなんちゃって家系ラーメンは、3月に入って開店休業中。開店休業だよ。続けて成城学園の通学路に作った系列店も開店休業中。露骨に人手不足。大学の新入生とかがバイト探し始めるGW開けとかにどうなるかウォッチ中。でもメインのオペレーションとか、大学生のバイトでは無理っしょ。

隣の夫婦でやっていたお弁当屋さんは、景気っちゅーよりも、歳とったんでヤメた系でしょう。←これも高齢化。ちなみにその上のインデペ系カレーは、ななんと3回も店名が変わっている。眼の前にオリジン、斜め前にはたぐちフーズの激安弁当、とかあるのに逞しく生き残り続けたお弁当屋さんでした。ご苦労さまでした。

喜多見は小田急の基地になっていて、社宅まであるので、24時間、人の出入りがある。昼間はそれこそ高齢者の街であるものの、潜在的な深夜メシのニーズはあるはず。けど、人手不足で特に深夜帯のスタッフなんぞ確保できない、と。


松屋は元気ですけどね。松屋の店舗開発、結構鋭い。小田急の職員系は、乗降客数に含まれないでしょうし。


あと、松屋って真っ先にバイトの時給上げる。1,000円台珍しくなくなっちゃった。まさに人手不足がゆえ。


あと、『業務スーパー』は勝ち組。テイクアウト系とんかつ屋が撤退した後、ずっと空き家だった空間を新規に借りた。つまり、本気出した。小田急のショバ代は高いのに.....。隣の餃子の王将は安泰かなぁ。女性スタッフも多いし。


ちなみに、ワタクシ、喜多見店が出来るまで、業務スーパー知りませんでした。田舎にはたーくさんあるそうですね。んで、興味出たので調べてみたら、とあることが分かってビツクシ。これは後日。

まあ、喜多見・狛江・和泉多摩川地域は、大型マンションラッシュだし、地主の、なんちゃって畑もたーくさんあるので、人口増が見込める特殊な地域でしょう。それは忘れないようにしょっと。マンションとか建売りとか買う人達は、都心に通勤する、比較的所得の高い層でしょうし。震災以降、港区とかのタワマンは人気、低下。

小田急の複々線化が終わり、今年から新ダイヤになりつつ、狛江は準急停まるようになって明確に便利になっているので、人口増を後押しすることでしょうし。

ただし、先週訪れた調布のスエヒロ館なんかも、超人手不足でしたね

※ ちなみに狛江と国領は超近いんですけど、小田急のカルチャーと京王線のカルチャーは明らかに違います。多く人口増が見込まれる特殊地域は小田急沿い。


二回目は、じつは隣りにある焼肉屋でランチするつもりだった。Web でも調べた。けど、やっていなかった。「おっかしーな」だったわけですが、隣のステーキハウスがあれだけ人手不足だと、焼肉屋のほう閉じざるを得ないっちゅーことね。キビシー。

この店舗は駅近ではなく、幹線道路沿いでして、超ジモティーとクルマで移動する、できる人たちがターゲットです。小田急線でご紹介した店舗はすべて駅近。業態は違います。

■ 田舎と都会が淡く交わる地域はお得が多いかもよ

そもそもスエヒロ館は田舎に出店するので、調布店は、最も都会寄りだったりもします。田舎で採用した人を調布に派遣してギリギリまわしている感じかなぁ。

地元の主婦なんか、調布に新しくできたトリエの成城石井とかで働きたいだろうし....。そっか、あーゆー、ちょっとシャレオツ入った商業施設ができると、近所の主婦の労働力をソートー吸収しちゃうんだ.....。会社は交通費払いたくないだろうし。今回のスエヒロ館、女性スタッフ、ゼロだったし。ステーキとか、焼き肉とか、髪の毛に臭い付きそうな業種は、フツー女性は避ける。

その図式からいけば、豚骨系ラーメン屋も避けるわ.....。

■ 小田急と京王線のカルチャーはかなり違うよ。引っ越しする人 注意

ワタクシ、子供の頃から小田急と京王の違いが気になってました。もちろん南武線とかも、まるで雰囲気は違うのですが.....。

まず、京王線の歴史というよりも、甲州街道の歴史が圧倒的に古いというのが大きい。甲州街道にほど近く、並行して京王線は走っているのですが、特に宿場町として栄えた調布とか府中なんかの駅近は、小田急なんかに比べて複雑に利権が絡んでいるはず。

逆に、調布と府中の間の駅とか、駅前スッカスカで、これも小田急との違い。柴崎の駅前とか相変わらずのカオスだし。ようするに旧宿場町にすべてがある系なのが京王。小田急は、駅ごとに、それなり系。

なので京王の駅前の再開発なんぞ、難易度高い。たとえば、調布駅前にはまだ風俗あったりするんでビツクシ。これもひとつの利権ですなぁ。

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あと、現在の甲州街道、20号は片道三車線の超幹線道路でして、一種の大河。道の北側と南側をかなり激しく分断しちゃっている。ついこの間まで京王の開かずの踏切はヒデーものでしっけ。甲州街道と地上を走る京王線のダブルパンチ。

結果として、京王と小田急の違いが、大型の大学の有無。環七以西で言えば、仙川に音大と女子短大、調布に電気通信大、かなり駅から離れたところにICU とか国際大学、ちょっと特殊な布陣。

小田急の場合は、農大、国士舘、日大商学部、成城大学、川を渡って専修大、玉川大といった具合に、かなりボリューミーな大学がずらり。小田急のほうが田舎だったんで、きっと土地の確保に有利だったのでしょう。少子化と言えども、全国から若人が集まって来やすい、と。

ちなみに成城にうん十年前に家を買った知り合いのオジサン(正確にはお爺さん)に、なんで成城なの? と尋ねたことがある。

会社は日本橋。子供三人もいたので、郊外の空気のいい場所を探した、と。んで、今みたいに地下鉄が発達していなかったので、新宿で乗り換えだったらしいのですが、JRからの乗り換えが京王は長距離(今もねっ)で、小田急は近いのがひとつ。成城は急行が停まる。そして3つ目は「見栄」だったそうです・w

ちなみに長男は、某有名出版社で副編集長やってて、出版社のそばの一戸建て購入。娘ふたりも超高学歴で、相応な旦那ゲットしているので、ひとりは杉並。もうひとりは広々感をチョイスして南大沢だそうです。そして三人共、成城不便だから、その家いらなーい、と言っているそう・www

まっ、リアルとはそんなもの・爆。

近所のお婆さんも、100坪以上の家にひとりで住んでいる。三人の息子は、早稲田高等学院、慶応日吉、そして三男は日大だったりする、ありがちケースなのですが、みんな自分で家買ったので、そのお婆さんは一人暮らし。世田谷の100坪

婆さんの面倒をよくみているのは三男の日大。まっそんなもの・w

ちなみに、喜多見・狛江なんて、戦後は田んぼと畑だらけ。早い入植者は、現在生きていれば100歳以上。大体、戦争の生き残り世代。終戦の時、かなりオトナだったということ。その次の世代は、子供ころは戦中派で、そこそこの企業に勤めているいたタイプ。住宅ローンが未整備な時代、それこそ、それなりの企業に努めていないとプチ田舎とはいえ家は買えない。その世代は現在、80歳以上。10年後はどうか? しかも先に述べたよう、子供は結構、高学歴なので、実家に住んでいないことが多いのであった。

また、今も地主系は、広い農地でなんちゃって農家やっている。下北沢行くと「狛江野菜」なんかがウリになっているのはそれが理由。世代も変わり、節税対策も上手になっている。本業は賃貸マンション、アパート経営だっりする。けど、生産緑地指定が解除されると、土地がごそっとパンピー向けに供給されるのであった。

ちなみに、小田急線は玉川学園以東では、ヤンキーはほとんど見かけない。マジ

ただし、町田駅周辺は、16号沿線でありつつ宿場町でありつつ、歴史が古い。これも調布と似ている。そして16号と並行して八王子と横浜を繋ぐJR横浜線が走っている。本来の横浜線の役割は、じつは南武線と相似。

スゲー校内暴力で、スゲー昔有名になった中学が町田にあるけれど、大体そういうのって、二極化の隣接地域で発生するのです。境界線上のアリア。ひとつの層は、80年台に話題になったドラマ「金妻」。主人公は40台で、町田の一軒家を購入している層。ロマンスカーなんかで通勤しちやっているわけ・w 一方で16号線沿線には、真逆の層が住んでいるのです。

「金八」の舞台になった地域も境界線。足立は未だにワイルドですが・w

京王線は、国領とか、調布に近づくに連れ、たまにヤンキーが出現する。これは事実である。また成城の駅付けタクシーの運転手に教えてもらったのですが、特に夜の調布はガラが悪いので、お客下ろしたら、速攻で成城に戻るといってましたっけ。

ちなみに知り合いの女子45歳の旦那は、年商一兆円の一部上場企業にお勤め。30代なかばで調布のつつじヶ丘に一軒家買った。長男、次男、そして長女の三人。んでその女子が不思議そうな顔でワタクシに尋ねてきたことがある。

長女の父兄会に出ると、それまで居なかったような態度の悪い、ガラの悪い父兄が増えた、と。いや~ん、と。つまり、五年間くらいの時差で、人が変化した、と。

簡単だよ。とワタクシは答えた。

その女子の家は駅から遠い。仙川駅はシャレオツなイメージあるけど、仙川駅は国分寺崖線の上にあるので、彼女の家は、つつじヶ丘がメイン駅。けど、それでも駅は遠い。

駅から遠い賃貸は安い。古い木造なら尚更。父兄会に来ているんだから、子持ち。それなりに広い部屋が欲しい。んで旦那は京王線沿いに勤めている(本線ではなく、調布で乗り換えて多摩線の可能性ももちろんある)。きっと。できるだけ新宿寄りに住みたいという願いはアナタ(その女子のこと)と同じ。あと、あんましど田舎行くと、かみさんのパート探しが面倒になる。みたいな判断で、結局、つつじヶ丘の駅から遠く。新宿方面が職場なら、小田急チョイスするっしょ、大抵。

国分寺崖線の上、仙川から東に行くと、一気に賃貸の値段が上がるし、と。

背景にあるもののヒントは松任谷由実の「中央フリーウェイ」から観た景色にある。京王線沿いにはそういうのたーくさんあるんですけど、小田急の玉川学園以東は、ほぼない。南武線沿いにもたーくさんあるけど、そう人は南武線沿いに住むしね。川崎、税金安いし、家賃、安いしさ。

ちなみに金妻の主人公たちはパンピーからすれば憧れのものを所有していたわけですけど、似た時代、バブっていた村上龍とか薬師丸ひろ子とか、江川卓とかでさえ、田園都市線沿線沿いの多摩川渡った超遠~くの神奈川とかに居を構えた。ソートーにバブっていた人でも、当時、成城とか田園調布とか買えなかったってことね。

自ら勤めている大学のことをラジオで平気で三流大学よばわりする暗黒卿(高橋洋一)ですが、本気で学生の就職は超良くなっていて、5年前とは別物とのこと。



西武池袋線の人くらいしか嘉悦大学なんて知らないでしょ・w

近所に慶応出たのに思うような就職できず(逆に、慶応だったからかも、ですが・w)、ななんと防衛大学校入り直して、パイロットになっちゃった人がいる。

時代は変わる。

二流、三流大学出た人が都内の企業に勤めて、そこそこの給料もらうことができたら、環八(かんぱち)外の土地の値段は上がるか? きっと上がらない。先にも述べたよう、高齢化が進み、家の所有者はいなくなるし、生産緑地が指定解除されたらメガトン級である(節税対策のなんちゃって農家が出来なくなるっちゅーこと)。

現在、にほんの人口の15歳以下は1500万人で、最もボリューミーな65歳以上(団塊の世代含む)は、倍の3000万人以上。

現在の15歳以下が大学出て、成人して、就職して第一子をもうけるまで、あと15年は掛かるはず。遥かに景気良くなったとしても。

■ どうせ少子化なんか景気が背景なんだよ

あと、死ななくても、コンディションが悪化して、息子、娘の家に引き取られるケースも激増することでしょう。そういう場合でも家は売却される。売却益で介護老人ホームに入れるってケースもあるけど、そのほとんどがすぐには入れない。今や。

高齢化が進めば、自動的に行動半径は落ちる。自転車乗れなくなる、原チャリ乗れなくなる、クルマの免許取り上げられる、つまりクルマはもう買わない、杖ないと怖くて歩けない、老人パスは持っているけど近くにバス停がない、介護ヘルパー付きでないと歩けない、車椅子ぢゃないと外行けない......。

今の団塊の世代は、そのひと回り上の戦中派と比して若々しい人が増えた気がするけど、いま70歳が10年経てば80歳であって、果たしてたったの10年後、どれだけの行動半径をキープしているのか?

一方、今年生まれた赤ん坊は、10年後に、まだ10歳なのです。当たり前ですが・w

んでもとりあえず、子供を増やすためには......。

婚期早めるのは無理くさい。田舎のド・ヤンキー除く。

となれば30前後で初産だった女性で、子供はひとりまで、と思っていた家庭とか、もうひとり生んでもらうのが最短距離か。そのための方策が政府にはあるだろうか?

女性の妊娠出産には年齢的なリミットがあることも忘れたくない.....。

ということで、今後も少子高齢化が進み、生きてはいるものの、行動範囲は狭まり、金はあっても消費活動が縮小してゆく人が増えるはず。こういう人たちは、生きているので、人口減少の統計には現れないけれど、日本全体の景気にボディブローのように影響を与えるはず。

でも、この現象は、表からはよく見えない。

消費税増税、3%から5%は、1997年橋本龍太郎時代。貧乏人ほど、たったの2%とか言ってくれちゃったりするけど、消費はグルグル循環しているので、たったの2%上がっただけでも、負の乗数効果が生まれてしまうのです。しかも今は8%っすよ。おいおいっ。

消費税、超ジワジワと室内の温度を下げてゆくようなものなので、みんななんでこんな寒い(デフレ)のか気づかない......。

少子高齢化も似たような感じで、よく分からないけど、景気悪いに繋がることでしょう。

本日もワタクシが見たことがない風景が.....。

ファミマの横の狭い駐車場(コインパーキング)に比較的大型のパネルバンが、巧みなハンドルさばきで駐車していたのでした。「上手いなこのドライバー」と思いつつ、運転手を確認すると比較的若い男性。パネルバンには小さい文字でインディペ系運送会社の名前。ワタクシはその会社の名前を知らない。

けど、助手席に座っている人は、どうもヤマトの人みたい。降りてきたら、やっぱりヤマトの人。ルンバとか、ちょっと大きめの荷物を運転手と一緒にファミマへ持ってゆく。そう、ファミマ受け取りの荷物なわけですね。ちなみに運転手は、荷物運ぶの手伝っていたけど、制服ではない。

きっと新しくできた川崎のヤードから直接、周辺のコンビニ受け取りの荷物を運んでいるのだろう....と勝手に予想。

コンビニ受け取りのブツなので、パネルバンは大きめ。運送業者そのものはパネルバンも運転手もヤマトの委託、と。なるへそ、ね。

ヤマトが赤字に転落したのも、予想外の委託の増加とかあるようですが、目の前でそれを見たというか.....。

まっ、日本はまだまだ変わってゆく。油断なきよう。



とりあえず、いぢょ!

【追記】

     ひとくちに“格安SIM”と言っても、その中身は天と地っ!




ワタクシが、NifMo → IIJmio → mineo へと至った、マイネオ、コスパ最強“10の理由”を書きました。ぜひ


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