2017年11月9日木曜日

IIJmio本体の伸び悩みは、財務省天下り 社長 勝栄二郎の緊縮路線のせい!【格安SIM】


■ まさに日本の長引くデフレと同じ構図

ということで、格安SIMねた。

格安SIMの老舗、実質リーダー役となっているIIJmio(会社名、IIJ)が、8月~10月の決算を発表しました~。

IIJmio の契約者数は、ぢぇんぢぇん伸びていません


IIJmio をMVNE とする、ビックSIM、DMMモバイル、イオンモバイル等々などを合算すると(IIJ にすれば法人契約。IIJmio は個人契約のブランド名)、着実に伸びているのですが(総契約数200万件をついに突破!)、IIJmio 本体はは往年の勢いは、まったくなし。

まあ販路の違う、BIG SIM(ビックカメラ)、AEONモバイル(総合スーパーマーケット)等を“子供”にしてゆく....という路線は奏功しているとはいえます。

またIIJmio 自体の知名度がまだまだ低く、ワイモバイル&UQモバイル、あるいは楽天モバイルに、“遅い”ユーザー層を根こそぎもっていかれている....等もあることでしょう

2015年4月、IIJmio は真っ先に3GBプラン = 900円という現在に至る格安スマホの相場に踏み切りました。優れた通信品質、低価格、ツイッターによる細かな情報発信といった具合に、健全なる格安スマホの旗振り役がIIJmioでした

しかし以降、IIJmioのサービスは特に変化なく、当然ライバル達もIIJmio をターゲットにしつつ、長らく価格・サービス等の横並びが続いています。

最新決算の結果を知ってワタクシ、「まっ、そもそもIIJmio ってマニアックなブランドだから、そんなもんかなー」と思っていたわけです。

けど、このネタ、二晩寝かせました・w


で、思いつきました。ワタクシは、IIJmio からmineoへとメイン回線をMNPしたものですが、似たような特性をもつ、マイネオは、IIJmio ほどには、数字を落としていないではないか! と。


さらに思いついたのは、IIJmio とマイネオとの違い

マイネオは広告宣伝とかリアル店舗に結構、デカイ投資をしている....。

ちなみに、IIJmio の中の人が漏らしていました。「ウチも直営店のひとつも欲しいと言ったら、ケンモホロロに、そんな金の掛かる事はダメと言われた」と。

一方、マイネオは渋谷センター街の一等地のビルが丸ごと直営店ですわ。

マイネオみたく、今やNHK朝の連ドラのヒロインをメインキャラに起用しつつ、全国規模で地上波TV で広告打つなんてこともするはずもなく・w

IIJmio のWEB でのバナー広告でさえ、ほとんど見掛けない。ツチノコですか・w

しかも昨今、IIJmio は混雑時のスピードが以前と較べて異様に遅くなった。マイネオの中の人曰く、「混雑時のスピード低下は、技術的なものではなく、あくまでもドコモから帯域をどれだけ買うか、に掛かっている」と。

つまり、IIJmio は露骨にケチっている。

来年2018年3月、IIJmio はフルMVNOをスタートさせると、最新決算会見にて発表しましたが、その投資額は40億円以上だそうです(マイネオの中の人談)。しかも、フルMVNO化は、ほとんどスマホ用の格安SIMの機能とは関係ないそうです。まさに口あんぐり。

IIJ としては、IoT社会への布石といったところでしょうか。

ハナシは戻って、IIJmio の契約者数がほとんど伸びていない件

きっと、財務省から天下った現社長の勝栄二郎の体質のせいでしょう。

消費税の8%化の立役者、勝。谷垣と野田というパペットを背後から操っていた中心人物とされています(高橋暗黒卿談)。財務省からすれば、まさにスーパーヒーロー。ちなみに官僚の頂点が財務省ですから、スーパースーパーヒーロー。



そんな人物がIIJ に天下ったので、IIJ の株が上がったほど。マジで。

けど、財務省の席が空いたら、また財務省へと戻るのは必至。つまり、IIJに骨を埋める気など更々無いはず。

孫正義を思い浮かべていただきたい。おいおい、潰れるんぢゃないか? みたいな投資をし続けて、ここまで這い上がってきた男。SBI の社長なんか、怖くなってソフバンとの連結決算をやめて分社化したほど.....。

かたや腰掛け社長のバヤイ、10年後のために投資をするなどということはなく、任期中の黒字維持、つまり緊縮路線に走りがち。スーパーヒーローが経歴に傷をつけたくないのは必然か、と。

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格安SIMブームが一段落しつつ、ワイモバやUQモバみたいなキャリア直系サブブランドが盛り上がっているのは間違いない。それはドコモの最新決算での純増の数字にも現れている。格安SIMブランドの市場環境は間違いなく厳しくなってはいる。

け・ど・ね、なんです。

IIJmio はそのポテンシャルを現在、活かしきれていないと思うのですよ。それが一期三ヶ月でたったの6000の純増しか取れていない背景にあるのでは? と。出ていっている人も増えていると思われます。

200万回線突破記念の各種サービスがどこかマイネオに似ているのも、それかな、と。

ちなみに会見にてワイモバの印象を問われた勝栄二郎は「総務省の市場動向検討会で検討を進めると聞いている」と。まさに官僚答弁~っ。

財務省のスーパーヒーローが総務省に圧力掛けてる最中だってさ・www

あとビックカメラと昵懇だったIIJmio がついにヨドバシカメラとパートナーになるので数字は伸びるって。ホントか?

つまり、広告宣伝費とか、直営店舗の運営とか、特に昼の混雑時のスピード低下を避けるために、もっとドコモから帯域を仕入れる等の、露骨に金の掛かることは、今後も一切やる気は無いっちゅーことでありましょうぞ。

ちなみに、ワイモバとUQモバがさらに伸長すると、ドコモ系格安SIMのMVNO が今後も淘汰されていってしまい、総務省官僚の天下り先が減るな・www

すべき財政出動を怠って、マーケットをどんどんシュリンクさせてゆく構図は、日本のデフレが長引き続けているのと同じ。目先の利益率(増税)に拘りすぎて、マーケットからはそっぽ向かれちゃうわけ。

ちなみに、IIJの株式のうち、25%は、NTTとNTTコミュニケーションズが所有している。そしてNTTの株式のうち30%は、日本国が所有していて、実質管理しているのは財務省なのであった。まっ、そんな感じで世の中は動いているみたいですよーん、と。



とりあえず、いぢょ!

【追記】

     ひとくちに“格安SIM”と言っても、その中身は天と地っ!




ワタクシが、NifMo → IIJmio → mineo へと至った、マイネオ、コスパ最強“10の理由”を書きました。ぜひ


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