2016年7月14日木曜日

格安SIM の謎。PCのChrome派とIE派は、想像以上に違う人種では?と思った件!【比較】


わけ分からないタイトルでスミマセン・w

結論から言うと、PC経由にて何らかの商売をするバヤイ、相手がChrome使ってリーチしてくる層か、IE使ってリーチしてくる層か、相当意識してビジネスモデルを構築しないと、ヤバイかもネ、というオハナシです。

さて、ワタクシ、ここ2年ほど格安SIMギョーカイをウォッチし続け、また自らスマホのメイン端末回線まで格安SIM(マイネオ)化しました。

んで、各種の謎が、当然、出てくるわけです。

まず、楽天モバイルの場合


スピードが遅い等の通信環境の悪さは、2015年春の段階から明々白々でした。にもかかわらず、2015年2月以降、呆れるほどのスピードでユーザー数を伸ばしてきました。

楽天ブランドの認知度の圧倒的な高さ、格安SIMだけでなく、SIMフリー端末とのセット売りが当たった等々の理由があるにしろ、そのあまりの人気ぶりにワタクシ的には呆然......。

ちょっと調べてみれば、これはとりあえず避けておこ~的な判断が直ぐに出来るのでは? と思ったからです。

しかも、実際に獲得し続けるユーザーの、絶対数が大きい.....。

うーん、ワタクシ的には不思議。謎。

次。超後発組の『DTI SIM』の広告戦略

低速モードを設定しない等、従来、IIJmioが作り上げてきた格安SIMの文脈を無視しているところが新しい。そして、この夏には、データ通信無制限プランを開始。しかも月額2,200円。マジか、と。

一方、広告宣伝は、自社代理店経由によるリスティング広告が主体。

ギャラの高い有名芸能人を起用しつつ、地上波でCFを打つ気なんぞ、今のところ更々無いのは明白。

ただし、このDTI SIMの戦略が新しいのか? と問われれば、まったくそんな事はない。かのIIJmioは、未だ、ウェブにバナーさえ出さないほどのドケチっぷり。

ちなみに、DTI SIM のバナー広告のデザインは、一見、怪しい。これは、狙って怪しくデザインしているのでした~。

格安SIM、格安スマホという言葉や概念もかなり多数派に認知されてきました。

ワイモバは桐谷美玲を起用してバンバン地上波で広告を打つ。FREETELだって、佐々木希。OCNは相変わらずマツコ。かの楽天モバイルは本田圭佑といった具合に、どこも派手~。

一方、DTI SIMは新興格安SIMブランドでありつつ、ウェブ主体で、泥臭いヴィジュアルで、契約者を増やそうとしている......。

ウェブ主体となれば、ユーザーがDTI SIMを認知するのは、スマホ及びPC。

また、DTI SIMというブランド名とか、親会社のFREEBIT なんていうのは、多数派には認知度ゼロ(に近しい)としていいでしょう。

リアル店舗にもDTI SIMは触手を伸ばしてはいない模様だし......。

もちろんスマホ経由でDTI SIMを契約する人もいるでしょうけど、さすがにイザ契約となると、PCを利用する率が高いのでは? と思ったりも......。

ということで、DTI SIMは、どんなユーザーを想定してプロモーションしているのか? ってのが最近のワタクシの謎だったわけです。

無名ブランドでありながら、限りなく広告宣伝予算を削る、という作戦は、老舗のIIJmioと似ているけれど、狙っている層が違うのでは? 

ここから仮説。

PCユーザーには大きく2つの異なるタイプの人がいて、行動の仕方も、かなり異なるのでは? というもの

ズバリ、ブラウザの種類。

Chrome か、IE か、その違い。

これだけAndroid端末が普及しつつ、iOSへの最適化にもGoogleは、すっげーコストを投下している。Google の各種クラウドサービスは、Android でも、iOSでも、快適に、そして限りなく低コストで享受できる環境となっています。

そんな時代にあって、スマホとPCの連携が、めっちゃ便利になるChrome を使っていない?

特に日本は、世界と比べるとIE率が、まだまだスッゲー高いのでした。

ちなみに、IIJが個人向けのIIJmio でLTE通信を提供開始したのは、2012年。通話回線「みおふぉん」はなく、データ通信のみからのスタート。

2014年4月にやっと高速回線1GB=1,000円という新相場に突入。“GB単位”で提供されるサービスへと進化したのは、マジで、つい最近のオハナシ......。

SIMフリー端末が、現在のように豊富にない時代。わずか二年前のオハナシですが.....。あえてドコモの白ロム買ったり、アキバで並行モノのSIMフリー端末買ったり、タブレットを購入したり......。そういう人って、どゆ人?

ちなみに、正規モノのNexus 7(二代目)セルラーモデルが発売されたのが、2013年2月。価格は、2万9.800円でした。

格安タブレットが売りのNexus 7でしたが、Wi-Fiモデルより、一万円も高いセルラー版買って、しかも、月々通信費として1000円くらい払い続ける人って、どゆ人?

PCで使っているブラウザは、IE? それとも当たり前のようにChrome ?、皆様はどう思われますでしょうか。

ただし、です。2016年6月のデータをあたりましたが、我が国では、IE とChromeの利用率が、ほぼ拮抗していると表現しても良いレベルなのであります。

ワタクシ調べて、ビツクシしましたわ.....。

なので.....

ブラウザはChrome で、デフォは、Google検索が当たり前な人たち.......

ブラウザはIE のままで、デフォは、Yahoo! Japan な人たち.......

この2タイプをイメージしていただければ、より具体的か、と。

ここで質問です。

テレビで本田圭佑がスマホ持ってドヤ顔しているCFを観て、「そうそう私って、楽天カード持っているぢゃなーい」と思いつつ、スマホで検索したものの、画面小さすぎなので、やや埃カブり気味のPCを取り出して、“楽天モバイル”と入れて検索掛ける層って、どちらでしょう?

一方、IIJmio開始時、格安SIMなんていう概念を、ほとんど人が知らない時代。わずか四年前のことですが、その時代から、IIJmioは、自社HPを訪れる人達がどんなブラウザ使っているか、どんなサーバから来るのか、チェックし続けているのは当然のことでしょう。

ハナから代理店なんかてんで使う気の無かったみたいなIIJmioですから、当然自社内スタッフが、データの解析をして、具体的な自社ユーザー像を掴んでいったことでしょう。

Ad.


リアルワールドで、積極的にミーティングするってのも、自社ユーザー、しかもミーティングにまで出席するというハードコアなユーザーが、実際に、どんな出で立ちなのか? を確認する要素もあったはずです。

さらにIIJmio は、自ら多数派にリーチする術をとらず、MVNEとして、BIG SIM(BIG CAMERA)、DMMモバイル、イオンモバイル、さらにはU-mobile といった具合に、自らの“実質的シェア”を拡大し続けているという次第。傘下の業態(本業)はすべて違うのでした。

そもそも、です。

IIJmioが、格安SIMのために生み出した、具体的なテクノロジーがあります

低速モードと高速モードの切り替え。

低速モードでのバースト転送機能。

余ったデータの翌月への繰り越し。

複数SIMでのデータシェア。

データシェアは、キャリアも採用していますけれど、これはそもそもIIJmioのシステムをパクっただけなのだそうです。

他は、聡明な方でも、口で説明されただけでは、良く分からないのでは?

自ら実体験して、初めて納得できるものなのでは? 

本質的に新しいテクノロジーなんですから、実体験の有る無しは、1か0かの差.....。

わが愛するマイネオの場合、そうしたIIJmioの優れたテクノロジーとか、痒いところに手が届く各種付帯サービスをフルに踏襲した上で、低速モードが使い放題とか、月1GBプレゼントな「フリータンク」といった具合に、独自性を載せている。

たとえば、低速モードの場合、下り200kbps のバースト転送機能付き。

PCとテザリングで繋げても、ソートー使えちゃう。これなんかが典型例でしょう。実体験してみなくちゃ分からない。確認できない。実感できない。

その低速モードが使い放題なマイネオってスゲーって判断を下すことはできない。

だからこそ、マイネオは、派手な割引きキャンペーンを提供したとも言えるでしょう。ぜひ使ってみてね! と。

けど、集客は、想像以上に難易度が高かったみたい....。スマホのゲームアプリとか、ニュースアプリをテレビの前でDLさせるのとは話が違うっちゅーか。

結局、多数派を相手にしようとすると、端末代込み込みの“値段”に収束しちゃう。結局、わかりやすさ。一方、SIMの“中身”のオハナシは難しいのですよ。

ここで、DTI SIMの作戦を再確認

第一に値段。半年間無料。

これは、ヲタ度が高く、既に格安SIMを所有している層への“SIM乗り換え”も掘り起こすことができるでしょう。

さらなるターゲットは、きっと、IE使っていて、デフォがYahoo! Japanな層。

つまり、楽天モバイルで一度検索かけて調べたら、その後ネットサーフィンしていると、DTI SIMのバナーがよーく出るようになっちゃった的な層。この場合でも半年無料は効くぞ、と。

まっ、そんなところでしょうか。

あと最近ワタクシがあちゃ~と思ったのは、格安SIMの満足度調査。確かに楽天モバイルが6社中、満足度ドベだったわけですが、露骨に不満を表しているユーザーは、5%にも満たないという事実.....。

“どちらともいえない”の回答が6社中、最も多いのが楽天モバイルだったのもショックでした。言われてみれば、だってそもそも、そういうタイプってこと......。

つまり、楽天からの流出は、そんなには期待できないってことですわ......。

ともあれ、です。

スマホファーストとは言っても、情報を効率よく収集発信するのなら、PC。

ただし、PC使っていると言って油断してはダメ・w なにせ、スマホファーストの時代なのですから。

Chromeか、IEか、それが問題だ。



とりあえず、いぢょ!

【追記】

     ひとくちに“格安SIM”と言っても、その中身は天と地っ!



ワタクシが、NifMo → IIJmio → mineo へと至った、マイネオのコスパ最強“10の理由”を書きました。ぜひ



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