2015年10月12日月曜日

ソフトバンク 慌てての『タダで機種変キャンペーン』実施は、MNP流出が顕著なせい!


そもそも、日本で最もスマホが売れる時期は、2月、3月の年度末である

これは引っ越し、クルマ買い替え等々も同じく、新年度に向けての準備の時期であるからして、当たり前田のクラッカーなのである。

なので、そもそも新型iPhone が登場する“秋”は、日本の商戦とはズレている。

ちなみに、iPhone発売が秋になったのは、2011年のiPhone 4s からのこと。発売は10月。

iPhone 5 以降は、9月発売が定例化して、最新のiPhone 6s / 6s Plus に至る。

Appleとしては、日本だけでなく、北米でも“2年縛り”による販売政策が主なので、最早いたずらに発売月を変更するのは難しい。

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また北米の新年度は、学生が9月。さらに、クリスマス商戦へと繋がってゆく。新型iPhone の発売が9月というのは、彼の地では、整合性が高い。

もちろん日本の場合も、年末年始を新しいスマホで! というニーズは間違いなく高い。

なので国産Android の発売日は、11月中旬あたりまで、が中心となっている。それ以降だときっと遅い。年末商戦に間に合わなくなってしまう。

しかし、スマホの秋祭り、具体的に9月、10月のそれは、実質、新型iPhone による“林檎祭り”そのものなのであって、特に、具体的に機種変に動くユーザーは、iPhone 4s 以降の「新型出たら、すぐに飛びつく層」そのものであり、全体からするとかなり特殊なのでは? ということ。

もちろん、話題性は極めて高いのだけれど、多数派は傍観というか静観している時期なのではないか、と。

特に10月中旬までなんかは、“選択をしたがらない”ユーザーが多いのでは? と。

となれば絶対的なiPhone ユーザーが多いソフトバンクが有利な時期とも言えるのですが、発表された初速のシェアで、ソフトバンクはiPhone 6 / 6 Plus 世代に比べ、若干落としている。

さらに具体的に言うと、ドコモは前年とほぼ同じシェアなのだけれど、ソフバンが落とした分、au が載せている。

つまり、ソフトバンクからauへとポートアウトする流れが鮮明なのでは? ということ

原因として考えられるのは、「直近三日間での通信制限」でしょうか。

これ一度でもやられると、マサヨシに愛想が尽きるのでは?

もちろん最近になって、ホワイトプランでも「直近三日間での通信制限」は廃止したけれど、人のキモチって、そういうものではない、はず。

そんな背景があってか、ソフトバンクは慌てて『タダで機種変キャンペーン』の実施を発表(2015年10月9日より)。

純然なる機種変以外にも、家族を他社からソフトバンクへとMNPさせると優遇措置が働く仕掛け。

あと、過去に、ソフトバンクと契約する際、抱き合わせ販売とか、強制オプションとかやられて嫌な思いした人は、とっとと逃げることでしょう。iPhone 6s / 6s Plus でも、外部メモリをダマテンで同封して、割賦に載せとくとか、平気でやっているみたいだし.....。

代理店とかも筋悪いところが少なくないんだろうけど、会社そのものの体質が少なからず影響はしていると思いますね。

もちろん、auの『スーパーカケホ』も効いていることでしょう。

そして10月が過ぎ、11月、12月、さらに年を明けて年度末となれば、ユーザーのボラタリティは、さらに高まってゆくはず......。

MNP慣れしている人も増えるだろうし、今年度は、格安SIM&格安スマホ の布陣も、昨年とは比べ物にならないくらい魅力的になっています。

これからの多数派の動きこそが楽しみです。

とりあえず、いぢょ!

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