2013年12月22日日曜日

『OCN モバイル ONE SIMパッケージ SMS対応』登場の本当の理由とは!


2013年年末、慌ただしく登場したNTT コミュニケーションズ『OCN モバイル ONE SIMパッケージ SMS対応』でございます。

従来品にプラス、“SMS対応”としたところがポイント。月額プラス126円(税込み)となります。

では、ここにきてナゼにSMS対応なのでしょうか?

「データ通信しか使わないから、SMSのために毎月126円払うのなんて嫌なこったい!」 という方も決して少なくはないことでありましょう。

でもNTT Comは、必要に駆られて“SMS付き”を追加したみたいなのです.......

理由は........ 「セルフスタンバイ問題」でしょう。

データ通信できているのに端末のアンテナピクトが表示されない....... まず、こういったケースがあるみたいです。

受信感度の状況をユーザーへとリアルタイムで知らせる“アンテナピクト”ですから、表示されないってのは、やっぱり気分悪し、ですよね。

ただし、“慣れ”の問題でもあったりして、表示・非表示はそれほど切実......とも思えません。

じつは...... 別にもっと切実な問題が発生しています。それこそが“セルフスタンバイ問題による電池の異常消費”なのであります。

最新のLTE端末であっても、通話に関しては従来の3G、ドコモやソフトバンクでしたら、W-CDMAという通信方式が担当しております。

で、モバイル端末に3G用の通話機能が付いている場合、「データ専用SIM」との組み合わせでは、通話用の回線は途切れている......と端末が判断し、常に強い電波を発信し続け(基地局を探している状態)、その結果、バッテリー消費が過剰となってしまう......のでありまする。

これはLTE端末だけでなく、“ちょい古”なデータ通信も3Gってな端末でも同様です。

ちなみに....... ワタクシが愛用しているドコモ『Galaxy Nexus SC-04D』(3Gスマホ)の場合、ピクト表示もダメ、セルフスタンバイによる電池問題に関してもダメだそうです。白ロムご検討の方は要注意です。

これらの問題は、端末ごとに“入れてみなくちゃ、どうなるか分からない”というのが現状のよう。格安SIMカードを販売しているMVNO各社が、すべての端末を検証してデータを集める...... というのは難しいでしょう......。

さすがにApple『iPhone 5s』のガラパゴス用SIMフリーモデル「A1453」あたりはチェックしているでしょうけれど、特に香港版とかの輸入した各種SIMフリーモデルに関しては、対応についてのアナウンスは、期待できない...... と考えるのが妥当だと思います。

で、以上の問題は、ユーザーだけでなく、格安SIMカードを売る側にとっても“問題”ですね。白ロム市場も大きくなったし、格安SIMカードの認知度も上がってきたばかりというのに......。

問題が出たなら、回答を提出する.......。これ基本・笑

回答は、「SMS付き」とすることです。

SMSは音声回線を使ってのものですから、ピクト問題、セルフスタンバイ問題、対応機種不明問題等を一気に解決してしまう極めてシンプルな回答というわけですね。

もちろんSMSも使えるようになります・笑

ただし、SIM自体は、データ通信専用のものとは“別物”となりますから、従来品をお使いのユーザーは対応SIMへの交換が必要となります。

これは「OCN モバイル ONE」でもしっかりやっています。もちろん有料ですけど・笑

使用する端末が決まっていて、その端末の対応状況が事前に分かれば無駄遣いしなくて済むわけですけれど、対応状況が良くわからないとか、いろんな白ロム端末を取っ替え引っ替え試してみたい.....みたいな人は、最初っから“SMS対応”のSIMを選んだほうがいいのではないでしようか?

ワタクシの場合は、そうします・笑

とりあえず、いぢょ。

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