2013年1月28日月曜日

「Ingress ◆ 雑感」


基本的に、個人的にはヤメちゃった、「Ingress」です・笑。

まず昨日のエントリーにも書いたとおり、最近話題の「アプリ」とか「SNS」ってあんまし登場していないのではないか……と思っていたわけです。本質的に新しくないってことでしょうか。

そんな時に、Android端末だけで遊べる、GoogleMapsの精度を基本とした、“実在の場所”を舞台とする新ゲームが、Googleプロデュースで登場したわけです。

Appleに対してもかなり嫌味っぽいタイミングで・笑。

そうそう、個人的にはゲームみたいなものとは基本的には疎遠です・笑。

始めたのは早く、当時は、まだまだ、ほのぼのしていたので、「ちょっと寄り道」すると、知らないうちに自身のレベルが上がっていってたみたい……。全然「LEVEL」とか意識していなかった。

それよりも、今までは素通りしていた場所(基本的に東京)の師走の風景とか年初の風景とかが新鮮でしたね。

単純に、「プチ観光気分」ですな・笑。実際、勉強にもなった。

あとポータルを実際の「お店」と捉えれば、まさにリアルタイムでの通貨の取引きみたいなもの。Googleが本当に狙っているのはもちろんゲームじゃないだろうな……と感じましたね。

で、ある程度、レベルが上がって自身の攻撃力とかも上がると、ちょっと相手陣営の濃いところとかでイタズラ(パワープレイ)すると結果として、目立つ。それこそ東京の中心部はポータルだらけですし。すると自陣営が称賛したりするわけです。

人がソーシャルゲームにハマってゆく心理とかメカニズムを冷静に分析した論文を読んだことを思い出しました。閉じたコミュニティ内での他者からの称賛みたいなものが強い動機づけになる、と。相手のことを実際に知らずとも……。

まあこれはゲームに限らず、SNS系も似た要素があると思いますね。

また東京は大雪が降りましたよね。雪が微妙に解け続けて気化熱を奪い続けている、あの独特な寒さ。

にもかかわらず「Ingress」はAndroid端末をもって、お外で遊ぶゲーム。

Googleが攻撃用アイテムとか販売したらきっと売れるな、と感じましたね。もちろんGoogleはそんなことしていませんけどね。

で、これがあのソーシャルゲームで問題になっている課金の仕組みのひとつか……と。ダーターでゲームの世界に引き込んで、ハマってきたところで「金で、何とかなるよ~」みたいな……。

あと「パワー・プレイ」できるプレイヤーは各ポータルのレベルが引き上がってゆくに従って限定的になってゆくゲーム構造ですね。つまり、新規参入したプレイヤーが自身のレベルを上げにくい構造ということ。つまり“二極化”ですね。

冒頭のスクショのようにGoogleは、新規ポータルを投入し続けてはいるのですが、ハイレベルのプレイヤーほど当然情報は早いので、ハイレベルのプレイヤーがピラニアみたいに新しいポータルに群がっちゃう。なので“二極化”の構造は基本的には変わらない。一瞬のうちにポータルがハイレベルになっちゃって新規参入組は基本的には手も足も出ない……みたいな感じになるわけです。

どんな遊びでも新規参入組が楽しめないとな……。東京の中心部ではなく、周縁系の目立たないところにバラ撒かないと、そろそろデッドエンドに近づくという構図ですかね。

ちなみに「Ingress」のデッドエンドは、既に海外にはあるそうですが、一定のエリアが「レベル8」のポータルで埋め尽くされる状態なのですね。

ということで、一足お先に個人的な「Ingress」体験は終了~でございます。

果たしてGoogleさんは「次」に何を狙っているのでしょうか。それこそが気になります。

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