2011年12月29日木曜日

続「へうげもの」について

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こってこての南蛮趣味、
ど派手なダサ・ジュアリーを、やや反省する秀吉の図。

けどきっと本質的には分かっていない・笑。

まっ、ヒトってそんなもの・笑

殿を批判したりすると、首っみたいなところも今と変わらん・笑
まあ今でもフツーに首っとか使っているけどさぁ、
この漫画読むと、まさに……という感じでありんす。

まただからといって利休が凄いのかといえば、
きっと秀吉の存在とワンセット。

秀吉のダサ・ジュアリーぶりが際立つほど、
利休の「わび」も際立つのだと思う。

当時の陶芸品は最先端テクノロジーであって、
基本的には朝鮮製なのである。
和物としてどう、日本テイストを打ち出すのかみたいなところもありつつ、
特に戦国大名間では名器が、
「通貨」と同様の価値をもって取引されていたことも大きい。

当時は電子マネーとかありません・笑
米とかも重いでしょ。
貨幣経済が未発達であって、
実際、マネー革命起こしたのは信長なんだけれど、
まだ地域限定的なものであって、
その流れが秀吉の全国平定へと至るわけ。
土地の支配だけでなく、通貨の流通がそこにある。

通貨とは「信用」であって、
鑑定の総元締め、いや価値の創造者たる
利休の権力は、揺ぎ無いものであったし、
またその利休を茶道頭として認定していたのは秀吉であった、と。

ちなみにいまだに陶器の通称として「瀬戸物」という言葉が
使われていると思うけれど、
これぞ漫画の主人公、古田織部の仕掛けによるもの。
お金欲しいから陶器の大衆化を仕掛けたんだね・笑 

んー、
でも基本的な構図は今も変わらないな。

今も当時も同じOS で動いている。

Ver.UP しているだけ。

China といえば今やほとんどのヒトは国家のことをイメージすると思うけど、
ちょっと前までは、陶器をイメージしていた……みたいな違いでしかない。

でもきっと次のVer.UP はこの流れの延長線上にないね。きっと・笑。

ちなみに昨今、ファイヤーキングが流行っているみたいだけど、
結局本質的に新しいものが生み出されなくなって、
ちょっと昔みたら、これあって、
薀蓄はともかく、ガラス製ってマテリアルそのものが放つ、
「他との違い」が大きいんだと思いますねー


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